定期工場視察

3週間にわたる中国出張を終えて、
無事帰国いたしました。

今回出張目的は、
お客様からご依頼いただいた28アイテムの生産管理と
定期工場視察です。

現在、お客様から制作のご依頼をいただいている
各アイテムの生産管理は
非常に重要であることは言うまでもありませんが、
当社にとって定期的な工場視察も欠かすことはできません。

新聞やテレビでも報道されている通り、
中国はじめアジア各国の労働賃金の上昇は
留まるところを知りません。

当社が生産依頼する工場も同様の状況でありながら、
少ない人数で生産効率を上げるべく、
色々な対応を行う工場と行わない工場では、
工場業績にも大きな差が出ています。

人件費が上昇しているからと、
QC担当や生産ラインリーダーが退社しても、
何の対策も講じずに残った工員だけに無理をさせている工場は、
自ずと品質レベルも下降の一途を辿ります。

Topとしても、出荷前に倒産されてしまっては、
元も子もありません。

私からも他工場の良い取り組みを伝えたりする等、
工場にとっても人件費の上昇分を吸収できるような対策を
一緒に取り組むよう努めることも多いのですが、
残念ながら全く行動に移さない工場もあり、
その場合は少しずつ発注量を抑えて、
最終的には発注を止める判断もしていきます。

小さな対策の積み上げを考えますと、
工場の生産効率向上への行動に
終わりは決してないとつくづく思うのです。

今後も対等なパートナーである工場とタッグを組んで、
改善行動に努めていく考えです。
この行動こそが結果的にお客様に喜ばれる源泉となると、
大げさかもしれませんが信じております。

社員総会

Topとして44期目スタートとなる10月に入りました。
前期の好結果に甘んじることなく、
更に成長していこうと定例の社員総会を行い、
具体的な方向性の確認はじめ
細かな改善策に至るまで意見を出し合い決定しました。

Topでは社員総会を四半期ごとに行うのですが、
決定事項を完全に移行、
若しくは実行できていないことが発覚
することが稀にあります。
そんな時、その担当責任者には猛省を促すだけでなく、
改めてデッドラインを決めて、
詳細報告説明する責任が生まれます。

目の前のお客様対応が第一であることは当たり前のことです。
しかし、将来的にお客様に喜んでいただける改善策を
目の前の忙しさを理由に行わないことは
単なる言い訳にすぎません。

全社員一人ひとりのチカラを合わせて、
小さな改善を積み重ねていかないと良い会社として
成長していくことは決してできないと考えます。

「頑張ります!」は誰でも言えます。
常に実行することを第一に
お客様からのご期待に応えてまいりたいと思います。